お茶は、山の子供である。
朝霧の立ち籠めている山に、近くまでかかる雲と太陽の光が降り注ぐ環境で、高山茶園は造られた。
山の濃霧と霧雨が、新茶のふじ棚にかかり、強烈な日光が覆い隠す。
茶樹は沃土や肥沃な大地で滋養されて深く根をおろし、たおやかに山の日月に化粧する。
新芽は深山の息であり、澄んだ雲を一口吸うと、3月の春芽が芽ぐむ。
凝結した霜を一口吸うと、初冬の新綠が芽生える。
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